パン作りの基本「温度管理」

パン作りの基本のひとつに「温度管理」があります。

パン作りがはじめての方は「なんの温度を管理するの?」と思いますよね。

パン作りでは、気温や室温、発酵温度、オーブン温度など、さまざまな温度があり、そのどれもがパン作りには必要です。特に温度はパン生地を大きく変化させる要素のひとつです。ベストなパン生地にするためにも、温度管理は重要です。

■生地温度

温度の中に「生地温度」があります。

生地温度とはパン生地の温度のことです。

■捏ね上げ温度

ミキシングで意識するのは「捏ね上げ温度」です。

捏ね上げ温度は、ミキシング終了時の生地温度のことを言います。捏ね上がった生地の中心温度を測定します。捏ね上げ温度の測定は温度計を生地に刺して測定します。

捏ね上げ温度は作るパンによって違います。

【一般的に言われている温度】

  • フランスパンは24℃
  • 食パンは28℃
  • 菓子パンは28℃

このように、作るパンによって、捏ね上げ温度は違います。また同じパンでも製法が違えば捏ね上げ温度は違ってきます。そしてレシピによっても違います。レシピに記載されている捏ね上げ温度を守るように、ミキシングすることが大切です。

パン作りは、温度をコントロールすることがパン生地をコントロールすることに繋がります。パン作りは時間だけでは測れません。温度が変われば時間も変わるのです。

温度管理として、まずは捏ね上げ温度を守りましょう。