【動画あり】捏ねない食パンのクラムからわかること

昨日作った「捏ねない食パン」は、捏ねていないのにもかかわらず、ちゃんとボリュームのある食パンになりました。

見てください。どこから見ても立派な食パンです。しっかり膨らんで高さも十分あり、焼き色も良いです。

食べてみたところ、味も香りもよく、しっとりふんわりした食パンでした。


それなら捏ねなくてもいいよね!
大変な思いをして捏ねる必要はないね!

そう思いますよね。

捏ねる・捏ねないの違いはグルテンの違い

しっかり膨らんで高さのある食パンにはなりましたが、クラムを見てみると、しっかり捏ねた食パンとは大きく違います。

どちらが「良い・悪い」ではありません。クラムが違うということ。この事実が意味すること。そこが重要です。

捏ねないことで違いが出る部分があるのです。それがグルテン。つまり、捏ねるパンと捏ねないパンは、同じパンではないということ。

捏ねてもグルテンはできますし、捏ねなくてもグルテンはできます。でもグルテンの性質が違うのです。それぞれの違いを理解した上で、捏ねる・捏ねないを使い分ける!これが正しい使い方だと思います。

それが製法の違いです。「捏ねる・捏ねない」は、製法の違いだと私は思っています。すると、合うパン、合わないパンがでてきます。

理論がわかると謎が解けるようになります。意味もわからずに作るより、わかった上で作るほうが、作り分けることが出来て楽しいですよね。

パン作りって面白いですね!