ブルーベリーのパンは顔色が悪いパン

なんて顔色の悪いパンなのでしょう。塗り玉も、艶出しもしない、素朴な焼き上がりのパンなので、なおさらそう感じさせます。

素朴なのは可愛いのですが、やっぱり冷静に見てみると、食欲がソソりません。パンらしさのカケラもありません。

私が嫌いなタイプのパンです。

パンの紫色を優先して焼き上げると、顔色の悪いパンが焼き上がる。焼き色を付けたくないからと、低温で焼くと、クラストの薄い、ヘニャヘニャしたパンが焼き上がる。また同じ轍を踏みました。

「顔色の悪いパンを焼いてんじゃねーぞぉー!!」先輩の怒りの声が聞こえてきそうです。

すみません、すみません、もう焼きません。二度と同じ過ちはしません。必死に謝っている自分がいます。しかし、数年後、血迷ってまたこのようなパンを焼き上げます。私はバカなのかしら?

カラー生地のパンでもしっかり焼色をつけましょう。その方が美味しいです。

塗り玉や艶出しはしなくてもOKです。その分、作業がすごい楽です。今回はフィリングに、早めに消費したいものを詰め込んでいます。

今回は、年末の在庫整理パンです。