家庭製パンでもバタールとバゲットは区別する

皆さん、バタールとバゲットの違いって知っていますか?どちらも日本でフランスパンと呼ばれるパンです。

バタールとバゲットは同じパンではありません。生地は同じでも形が違います。フランスではちゃんと区別されたパンです。

バタールは細くて長い形をしています。バゲットは太くて短いです。サイズの違いはそのまま食感の違いに繋がります。パンは料理と共に食べるものです。料理に合うパン。添えられるパン。また、どのような食べ方をするのか?ソースに浸すのか?具材を挟むのか?そのための形になります。

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私は、家庭製パンでも長さや太さはできるだけ守りたいと思います。太くて短いのにバゲットと呼ぶには違和感があります。そのクラム量はバタールの領域になります。それをバゲットというと、語弊があります。

家庭用オーブンですから、当然長いパンは焼けません。それなら、同じ規格のハーフサイズにすれば良いと思います。

すると、家庭でもバゲットと同じクラスト、クラムが味わえます。

▼バタールはこちらのような形をしています。太くて短くて3本クープ。

▼バゲットはこちらです。バタールとは全然違います。

パンは同じ生地を使っても、形が違うと味わいが違うのです。形を意識するパン作り。面白ですよ。そのために成形があるのです。そうしないと世の中は丸パンだけになってしまいます。