【動画あり】クープの秘密、知っていますか?

ハードパンに入れるクープ。クープが開いた!クープが開かない!色々悩みがありますが、クープは切れ目さえ入っていれば開きます。

どんな切れ目でも、生地が切れていればそこから必ず開きます。

これは私がいつも言っていることです。え?と思いますよね。

深さが~、角度が~、薄く~、削ぐように~などなど、よく耳にします。そんなことは関係ありません。むしろ、それらはどんなふうに開くかの話しです。

「入れ方が悪いから開かない。」実は、それもあまり関係ありません。

切れ目さえ入っていれば、パン生地はそこから割れて開いてきます。それなのに開かない場合は、パン生地に問題があるのです。もしくはオーブンです。窯伸びする力があれば、クープは必ず開きます。どんなふうに開くかは、クープが開いてからの話です。

まずは、どんなクープでも良いので、開くところから始めましょう。

パン生地に問題がるとクープは開かない

パン生地に問題があるとは、どんなことかと言うと、パン生地が適正でないと言う意味です。窯入れまでの工程の中で何処かにトラブルが起こっています。そのために、パン生地に窯伸びする力がないのです。

パン生地がオーブンの中で膨らめば、切り目からクープは割れてきます。それが起こらない、問題のある生地と言うことです。

クープの入れ方や角度などは、全く関係のない話なのです。それはあくまでもデザインの部分です。包丁で入れたってクープは開くのです。だからクープ入れに拘るより、パン生地に拘ってください。良い生地を作ることが、クープを開かせる一番の条件です。

良い生地を作ったのに開かない場合は、別のところに問題があります。原因を探っていくことになります。