今回、生地量を間違えて、オーブンの中で型の蓋が吹き飛ぶ寸前になりました。そんな事ある?って思いますよね。実際にあるのです。これはとても危険です。
食パンの蓋が弾け飛ぶ現象は、家庭製パンではほとんど経験することがないと思います。パン屋では年に何度か経験します。ウソのような話しですが、実際にはあります。
パン生地が膨らむ力は、ものすごエネルギーです。酵母が発生させるガス量や水が蒸発する力が、熱によって失われるまで続きます。そのときの圧力はすごく高いです。生地量が少しでも多かったりすると、鉄の蓋をも吹き飛ばす威力になります。
バゴン!と爆発するような音がしたときは、窯の中で食パンの蓋が吹き飛んだときです。本当に危険なのです。
今回は、ギリギリ蓋が外れませんでしたが、風船のように食パン型は膨張して変形していました。蓋がスライドできないほどの内圧で、すごく怖かったてす。
皆さんも気をつけてくださいね。角食の生地量はちょっとぐらい多くても大丈夫と思ってしまいますが、多すぎるとかなり危険です。
