ラトラのフィセル焼きました

久しぶりにラ・トラディション・フランセーズ(通称ラトラ)でフィセルを焼きました。

ラトラは特徴のある粉です。私はその食感が好きです。ガリガリザクザクのクラストがなんとも香ばしいです。

フィセルはフランス語で「紐」のこと。細くて長い形状のフランスパンです。

家庭製パンでは太くて短いフィセルが多いですが、本来フィセルはもっと細くて長いです。

形状やサイズの違いは食感の違いです。わざわざ違った形があるのは、その違いを楽しむためです。クラムの面積が多くなれば、それだけクラムを楽しむことができます。クラムの面積が小さければ、クラストをより感じることができます。料理に合わせて使い分ける。それがパンです。

食事に合わせてどんなパンにするのか?そこには味だけでなく、形も含まれます。考えながら作るのも楽しいですね。

この違いは、食べるだけなく、作るっている側も楽しいのです。形が違うと成形がとても面白いです。もの作りの世界ですから、同じものを作るより変化がある方が楽しめるのは当然のことです。そして、成形は腕の見せ所です。

パン作りは食べるだけでなく、作る過程も楽しめます。今日も楽しいパン作りができました。皆さんもどうですか?作ってみませんか?