パン作りは「なんとなくこれくらい」がとても大切です

タイトルを見て、ええー?と思われた方、「なんとなくこれくらい」はとても大切な感覚なのです。

「なんとなくこれくらい」はダメだと思っていた

どうしてダメだと思うのでしょうか?

「なんとなくこれくらい」は、パン作りではとても重要です。

私は一番大切にしなければならない感覚だと思っています。

気温や湿度に左右されるパン生地は、毎回同じ状態ではありません。微妙に違っています。その微妙な違いをキャッチできるのは、自分の感覚です。「なんとなくこれくらい」は自分が持つセンサーです。五感を使って感じ取る感覚は自分にしかわからない感覚です。

パン職人はこの感覚をとても大切にします。養うために、長い月日をかけて修業します。パンの作り方だけ覚えるのなら、数ヶ月パン学校に通えば学ぶことが出来ます。

感覚を磨く、鋭くする、感度を上げるのは、日々のパン作りのなかで培われていくものです。それは、家庭製パンでも同じです。それがやがてセンスになります。感が働き、先を読めるようになるのです。

ボンヤリ作っていては、パン生地の微妙な変化に気が付きません。五感を研ぎ澄まして、しっかり自分で感じるパン作りをしましょう。

続きは会員限定記事にて。

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