パン作りでよくありがちなパターンをお話しします。
「レシピ通りに作ったのに、その通りになりません!同じことをしたのに、同じになりません!レシピが間違っていませんか?」
レシピ通りに作っていれば、レシピと同じになります。だって、そのためのレシピですから。そうならないのは、どこかでレシピとは違っているからです。その違いを見つけることができれば問題は解決できます。
しかし、どこで違ったのか見つけられない。自分は合っている、間違えていない!と思い込んでいると見つけることが出来ません。
そして一番多いのは、「同じことをしていると思い込んでいる」ことです。よくよく話を聞いてみると、同じ事ではない、むしろ違ったことをしていることがすごく多いです。中には材料を変えていることすらあります。
そうなると、結果が違ってしまうのは仕方がないことなのです。違って当たり前なのです。
「同じことをしている」は当てにならない
「どこかで違ったことをしているのかな?」と逆に疑いを持つと、問題を発見しやすいです。
なぜなら、同じことをしている、レシピ通りにしていると強く思うことで、目を曇らせてしまうからです。
そして、結果は一度で決めることはできません。何度か同じレシピで作ってみましょう。出来上がったパンを見比べてみましょう。3回作って、3回ともバラバラの違う焼き上がりの場合は、答えは目の前にあります。
同じことをしていません。3回とも違うことをしています。だから結果が違うのです。つまり、自分が同じことをしていると思っていたことが、じつは違うことだったのです。思い込みが根底から崩れることになります。
「同じことをしている」は、同じことをしていないことも良くあるのが現状です。
パン作りあるあるでした。