パン作りでは、材料に入れる順番があるのを知っていますか?
バターやマーガリンなどの油脂類。塩。砂糖。何気なく入れているものですが、実はちゃんと順番があります。
すべての材料を先に入れるパン作りは実は稀なパン作り
何もかもを全て最初に入れてしまうパン作りは、実はとても少ない作り方です。それしか知らない方には、当たり前のパン作りかもしれませんが、広いパン作りの世界から見ると、とても稀なパン作りになります。
ほとんどのパン作りでは、材料を入れる順番を変えています。

例えば、バターやマーガリンなどの油脂類は、後から入れるレシピが多いと思いませんか?レーズンやくるみなど、後から入れませんか?また、後塩法といってミキシングの後半で塩を入れる手法があります。バシナージュと言って水を後から足すレシピもあります。
しかし、砂糖をミキシングの後半で入れるパン作りはありません。
もっと正確に言うと、製法や作り方によって、同じ材料でも入れるタイミングが違うのです。仕込み水もそうです。最初に全て入れるのではなく、後からチョロチョロ継ぎ足します。
材料を入れるタイミングは作るパンやレシピによって違いますが、「変えて良いもの」「変えてはいけないもの」が、パン作りには存在します。
一見バラバラに入れている材料に見えますが、ちゃんとレシピごとに入れる順番が考えられているのは、パン作りのセオリーであり、セオリーは製パンの理論によって確立されたものだからです。そこにはそうするための理由があるのです。
中には個人のとんでもないハチャメチャなレシピも存在しますが、見る人が見れば、そのレシピがセオリーから外れているのか・外れていないのか、すぐに分かります。製パンの理論からかけ離れたレシピでは、良いパンは完成しません。
と言っても、プラスチックやコンクリートになるわけではありませんので、焼けばそれなりに口に入れられるものにはなります。ただし想像したものとは違っているパンになります。焼き上がってもポテンシャルの低いパンです。
それは、焼き上がりの姿形に現れています。膨らみが悪い、味や香りが悪いパンになります。
材料を入れる順番
材料には入れる順番がありますが、同じ材料でも常に同じ順番ではありません。例えば、パン酵母も入れる順番が違います。油脂も後から入れるものが多い中、最初からあえて入れるレシピも存在するのです。
それは、製パンの理論だったり、作るパンの種類だったり、作り手のパンに対する考え方(思想)によりタイミングは違っています。
どんなパンを作りたいのか?この部分は作る人ごとに違うのです。
【材料を入れる順番が違う理由】
- 製法によって違う
- 使う材料によって違う
- 作るパンによって違う
- 作り手によって違う
まとめ
パン作りでは材料には入れる順番があること!レシピによって材料の順番が違うのは、あえてその順番にしているということ!を理解しましょう。
意味があるものなので、レシピの順番をしっかり守ってください。勝手に変更してはダメな部分です。
そして、なぜその順番にしているのか?を理解にするには、製パンの知識をある程度身に着けないと、意図を読み取ることはできません。初心者のうちは、レシピに手を加えない。勝手にアレンジしないことが成功への近道になります。
