農林水産省のページより、転載します。https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1602/spe1_02.html
パンから麺まで、食文化に合わせて調理加工される小麦。各国の小麦の生産量・消費量は、世界の食料事情を映し出しています。
米国農務省によると、現在、生産量・消費量の1位はEU諸国ですが、国別では、中国とインドがトップクラス。両国は、生産した小麦をほぼ自国で消費しているという共通点があります。
▼出典:農林水産省「[WORLD] 生産量と消費量で見る世界の小麦事情」

資料 : 日本のデータは平成26年度「食料需給表」より、その他の国・地域は米国農務省「PS&D」(10 November 2015、2014/15年の数値〈見込値を含む〉)より作成
※注 : 日本の「1人当たり消費量」は供給純食料の値を総人口で割って算出、その他の国・地域は「消費量」を国際連合「World Population Prospects:The 2015 Revision」(2015年7月1日推定値)の人口で割って算出、「EU」は加盟28カ国の合計
日本の小麦「生産量と消費量」
日本の小麦は殆どを輸入に頼っていましたが、国内で栽培される小麦も近年では増えてきました。現在では15%まで、増えてきました。小麦の品種改良が行われ、栽培が進み、製パン性の高い小麦が誕生しています。パンを作る人には嬉しいことです。
そうは言っても、自国で全てを賄えるほどの生産量ではありません。輸入に頼っている以上、世界情勢の変化や影響は避けられません。今後どのような情勢になるのか?気になるところです。

日本の小麦の消費量を見ると、世界から見れば全然少ないです。日本は人口も少ないので、この先も爆発的に増えることはありません。もう少し国内生産量が上がったら良いのになと思いますが、日本の粉もの文化はパンだけではありません。
私はパンが好きなので、粉は麺よりも、菓子よりも、パンで取りたい人です。むしろ少しでも多くの美味しいパンを食べたいので、他に回す小麦粉はありません。炭水化物は全部パンに回したいくらい調整しています。
日本の粉もの文化
日本は粉もの文化です。小麦粉を使った美味しい食べ物がたくさんありすぎます!
お好み焼き、たこ焼き、ラーメン、焼きそば、うどん、そうめん、きしめん、すいとん、餃子、パン、ケーキ、菓子、まんじゅう、味噌や醤油、などなど、身の回りにたくさん溢れています。
用途により小麦粉の品種は違ってきますので、栽培する小麦も品種が多くなります。それもネックなのではないかな?と思っています。小麦農家ではないので、あまり詳しいところまではわかりませんが、実際のところはどうなのでしょう?
日本の粉もの文化が、パンのみだったら、もっと単純なのでは?と思ってしまうのは素人考えなのでしょうか。
麺用の小麦、製菓用の小麦、パン用の小麦は、それぞれ品種が違います。品種によっては作付けが難しいものや、気候や風土など地域が限定されるものなどあります。選択肢がたくさんありすぎる文化は、日本の良いところでもあり・悪いところでもあると思います。
私ができること
こうして数値で見ると、やっぱり国産小麦を積極的に買って、小麦農家を応援したくなります。買う人が増えれば生産も増える。選択肢がたくさんあるからこそ、国産小麦ではない、外国産小麦を選んでしまう、その手を国産小麦に向けたい。
私にできることってなんだろう?と考えた時、消費者として国産小麦を積極的に買うのもひとつですが、国産小麦にしかない良さを見出して、広めていくこと。国産小麦を上手に使って美味しいパン作りを広めていくことが一助になればと思います。
国産小麦を上手に扱うテクニックや知識なら、いくらでも教えることができますから!それが巡り巡って、国産小麦を支えることに繋がればいいなと思います。
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