ハードパン検証 2個同時焼成でもクープが開きバリッと割れた!
みんなで検証シリーズ。ハードパンのカンパーニュ編です。今まで1個の生地をお鍋に入れて焼いていたカンパーニュを、お鍋に入れないで2個同時にオーブンで焼成します。ちゃんとクープは開くのか??
ハードパンで一番の悩みは「クープが開かない」「バリッと割れない」「のっぺりしている」などなど、その見た目に多いと思います。
そこで、最高温度350度でなくても、過熱水蒸気が付いていなくても、ステンレス板や銅板を買わなくても、特別なことを何もしなくても!!クープが開き、バリッと割れたカンパーニュが作れる!!そんな方法を研究しました。
何度も何度も失敗を重ね、見つけた方法です。でも難しくはありません。目の付け所を変えただけ。だれもが自宅の環境でできる方法だと私は思っています。
この方法が私だけに通用するのか?それとも、多くの皆さんにも同じことが起こるのか??それを検証してみる企画です。何もしない普通の窯入れで、ハードパンらしいバリッとした姿のカンパーニュを、それも普通サイズ2個を同時に焼き上げられたら、こんなに幸せなことはありません。ぜひ皆さんで試してみてください。
そして、成功した!失敗した!こうしたら良くなった!などなど、使用オーブン名を添えて、検証結果をお気軽にコメントしてください。私のみならず皆さんの参考になると思います。
皆さんが参加しやすいように、パンの種類ごとに動画を分けます。お好きなハードパンから検証ください。
こちらの動画は「カンパーニュの2個同時焼成」です。他にもバゲットなど検証ハードパン動画を公開しております。チェックしてくださいね。
**レシピ** (仕込み粉200gのカンパーニュ2個分)
準強力粉 380g(リスドォル推奨、慣れたら好きな粉で)
むらさき芋パウダー 20g
水 262g
赤サフ(ドライイースト) 2.6g
ユーロモルト 2g(分量外のぬるま湯10gで溶く)
塩 8g
市販の甘納豆(フィリング)
**焼成**(石窯ドーム使用)
オーブン予熱250度(天板も一緒に予熱)
230度23分(様子を見て調整)
スチームあり(今回霧吹き)
・キャンバス布、取り板、スリップピール、霧吹き、オーブンシート、オーブンペーパーを用意ください。
<作り方>
1,準強力粉、むらさき芋パウダー、水をボウルに入れ、ヘラでさっくり粉気が無くなるまで混ぜ合わせる。
2,ラップをしてそのまま2時間ほど休ませる。夏場はアイスノンを下に敷き、生地温度(24度以下になるように)が上がりすぎないようにする。(オートリーズ)
3.赤サフ、モルト(分量外のぬるま湯10gで溶く)、塩を加え、ヘラで混ぜる。
4.ラップをして30分休ませる。
5.ヘラで混ぜ、30分休ませるを2回繰り返す。(計3回、徐々に生地にまとまりがでてきます)
6.ラミネーション(フィリング入れ)
7.一次発酵(30~32度で60分~90分程、生地2倍を目安に)
8.分割&仮丸め
9.ベンチタイム15分
10.成形
11.二次発酵(乾ホイロ)
12.焼成(クープ入れ、スチームあり)