詰まったクラム・ボコボコのクラム。想像してみてください。
似たような配合なのに、どうしてこんなに違うクラムになるのだろう?そう思ったことはありませんか?
どちらが良いクラム、悪いクラムという事ではなく、それぞれのクラムにはそれぞれの良さがあります。
違ったクラムになること。大切なのはそこです。世の中、全てのパンが同じクラムをしていたら、それこそ大変な騒ぎになります。違っていることが良いのです。パンの個性であり、差別化です。食の多様性があるからこそ、違ったパンが生まれるのです。
同じクラムばかり目指していると、違ったクラムの良さがわかりません。自分が望むクラムを自由に作り出せるようになりません。
そもそもクラムは自由に作り出すことができるものです。身につけるべきはその技術や知識です。
クラムは結果です。クラムを作り出すロジックに焦点を合わせましょう。どんなクラムでも自由に作ることができる腕を身に着けることが、いちばん大切なのだと思うのです。