18時間オーバーナイトのバゲットはイマイチなクープでした。
一本クープを入れたのですが、エッジが途中から反対側にも立ち、また戻ると言う浮気性なエッジで不恰好です。
家庭で作るバゲットにありがちなのは、焼きが甘いことです。焼きが甘いとは、しっかり焼かれていないことを指します。
【焼きが甘い特徴】
- 焼き色が薄い
- 色が白い
- クラストが柔らかい
- 全体的にふにゃふにゃしている
- どっしり重い
- すぐにシワシワになる
逆に焼きの強いバゲットは、しっかり焼き込んでいるバゲットです。焼き色が良く、内部の水分が飛び、重量も軽く、パン底を叩くと乾いた音がします。
パンをカットするときも、その差がわかります。ガリガリゴリゴリ、ザクザクとクラストが小気味よい音を慣らします。
パンの焼き加減は、最終的には作る方の好みになりますが、バゲットと呼ばれるパンにはある一定のラインがあります。それは、バゲットがバゲットたる所以です。