タイムラプスで発酵を撮影しました。酵母が発酵して、ムクムクと嵩が増えてくる様子がわかります。ちょっとおもしろいですよ。
これは元種と言って、ドライレーズンから起こした酵母エキスを小麦粉と掛け合わせて、発酵力の高いパン種にします。
この元種は2時間で2倍に発酵しています。この中にたくさんの酵母が存在して、生命活動を行っています。酵母を直接目で見ることはできませんが、元種にすることで、発酵する様子から間接的に酵母を感じることができます。
顕微鏡で覗いたら、たくさんの酵母を確認することができるはずです。そして、酵母以外の菌も見つかるはずです。それが自家製培養です。だから、作る人それぞれ違ったレーズン酵母になります。
微生物の世界なので、環境に大きく左右されます。環境を整え、状態を確認しながらのお世話です。子供を育てているような、植物を育てているような、そんな感じがしています。状態が悪くなっても立て直すことが出来ます。そこなんて、まさに子育て?ほっとくとひねくれます。
インスタント・ドライ・イーストに飽きてきたら、自家製酵母の培養などいかがでしょうか?