仕込み水の量。加水率を気にする方はすごく多いです。それって、何のために気にしていますか?作業性ですか?難易度ですか?
加水率が低い・高いは、パン生地の硬さやグルテン形成に関係します。少なすぎても・多すぎても、グルテンはうまく形成されません。
少ないとパン生地は固くなり、多いとパン生地はドロドロになります。適正なグルテンがうまく作れない。この意味がわかると思います。
では、ちょうどよい適正量はどれくらいなのでしょう?
それは、作るパンによって違いますので、答えはありません。レシピによって加水率がバラバラなのも、それが理由です。
難しいですよね。パン作り、わけがわからん。そう思う方!
ここで大切なのは、何グラムが良いのかではなく、「仕込み水の量はグルテン形成に影響を与える」という事実が重要です。ウエイトを間違えないようにしてください。
このポイントが次へと繋がっていきます。パン作りの全体を理解するには、一方向からだけ見ても答えはでません。全体を高い位置から見下ろしたときに、見えてきます。