対粉70%のフィリングでも内相はこんなもの

フィリングの量ってどれくらいがいいのだろう?

フィリング入りのパンを作るとき悩みませんか?パン作りでは「これくらいまで!」という決まりは特にありません。

一般的には30%など言われていますが、入れるフィリングによって全く変わってきます。

対粉70%のフィリング

今回は小麦粉に対して70%のフィリングを入れました。量としてはとても多いです。でも入れてしまえばこんなものです。


あれだけたくさん入れたのに!
どこに消えたの?

たっぷり入れたはずのフィリングが、カットしてみたら全然足りなかった!そんな経験ありますよね。

パン生地とのバランスが大事

フィリングの重量はフィリングの大きさにも関係します。重量があっても大きければ面積に対して少ない配置になります。ゴマのように小さいものなら、少量でも全体に散ります。

どんなフィリングを入れるのか?で、入れるタイミングや成形が変わってきます。フィリングに合わせたパン生地というものもあります。たっぷりフィリング入れたいのに、弱い生地では支えることができません。

フィリングとパン生地は密接に関係しているのです。

ちなみにこのパンは、これが限界です。入らないことはないですが、味的に見るとこれ以上入れるとパンが負けてしまいます。生地の美味しさが消えてしまうので、それは避けたいです。

パン生地とフィリングのバランス!どんな仕上がりにしたいのか?そこから量を決める。これも考え方の一つです。

参考にしてください。

おわり

ちなみに今回のフィリングはゴロゴロして、重量があるものばかりなので、入れるのは大変です。成形も大変です。

しかし、70%も入れたのにフィリングが少ないくらいに感じるのは、しっかり膨らむ生地だからです。窯伸びするので、成形時はフィリングのほうが勝っていたけど、焼き上がりはパン生地の方が勝る。

これが、フィリングとパン生地の関係性です。

フィリングをメインにするのか?パン生地をメインにするのか?その中間なのか?自分が作るパンのデザインの部分です。細かく変えていくことができます。

それがパン作りです。自分のパンをデザインしてくださいね。