[自家製酵母作り 02] フルーツ酵母 苺酵母元種の作り方 安定した酵母作り

フルーツ酵母 苺酵母元種の作り方

フレッシュな苺から自家製酵母を作ります。前回で作った液種(ストレート液)を使い、より安定したパン酵母にするための元種を作ります。小麦粉と水を加えて発酵させることを数回繰り返し、元種は完成します。

元種は使ったら掛け継ぐことで、常にフレッシュでより強い酵母に育てていくことができ、長い間パン酵母として使い続けることができます。自家製酵母は育てていく過程で味の変化、風味の変化も出てきます。酵母は生き物なので、お世話する必要がありますが、どう育てるかは自分次第です。

私は何度も失敗しながら進んでいます。いろいろな酵母を作ることで、酵母の扱い方が少しだけわかってきたように思います。自分の環境にあった、自分なりの育て方が見つかります。

自家製酵母で作ったパンはドライイーストとは驚くほど味が違います。是非お試しください。

<準備するもの>
ガラス瓶

<材料>
強力粉、水道水

<作り方>
1,苺酵母液種をザルでこし、実を取り除く
<一日目>
2,清潔なガラス瓶に液種40g、水道水40g、砂糖小さじ1/2を入れ、混ぜる
3,ラップをして輪ゴムでとめたら、楊枝で空気穴を開け、室温に置いて2倍になるのを待つ
4,2倍になったら冷蔵庫で一晩休ませる
<二日目>
5,冷蔵庫から取り出した元種に、強力粉30g、水道水30g、砂糖小さじ1/3を入れ、混ぜる
6,ラップをして輪ゴムでとめたら、楊枝で空気穴を開け、室温に置いて2倍になるのを待つ
7,2倍になったら冷蔵庫で一晩休ませる
<三日目>
8,冷蔵庫から取り出した元種に、強力粉30g、水道水30g、砂糖小さじ1/3を入れ、混ぜる
9,ラップをして輪ゴムでとめたら、楊枝で空気穴を開け、室温に置いて2倍になるのを待つ
10,2倍になったら冷蔵庫で一晩休ませる
<四日目>
パン焼きに使えます。

<掛け継ぎ>
パン焼きで元種を使うとその分減ってしまいます。減った分だけ、粉と水が1:1になるように加えて、<二日目>以降の作業を繰り返します。

自家製酵母は自分のパン焼きサイクルに合った種の管理を行います。沢山作りすぎても、期間内に使わなければ酵母は弱り死んでしまいます。ご自身のサイクルに合わせ、使用量を計算して、元種を作ってください。