年明け早々に作り直した酵母たち。
新しく起こしたレーズン酵母と、その酵母から作った元種です。そしてライ麦ルヴァン。キッチンスタジオの環境でも、今までの自宅キッチン同様、問題なく起こすことができました。とてもスムーズで良かったです。
自家製酵母は環境が変わると同じように作ることが出来ません。進み具合や育ち具合に違いがでます。しかし、酵母を理解すれば、環境が変わっても難しく感じません。正しく見極める目が備わると、どんな環境でも、どんな酵母でも育てることができるようになります。
自分のスキルが上がっていくのです。
ちなみに、自宅ではキッチンで酵母を起こし、キッチンで発酵を待ち、完成した酵母は冷蔵庫で納豆と同じ冷蔵室で管理していましたが、納豆菌に侵されることもありませんでした。
納豆と同じは良くないと聞いていたので、おかしくなるってどうなるのだろう??と密かにドキドキしていましたが、経験することなくここまで来ました。
そして私は、自分なりの酵母のお世話方法を見つけました。酵母を頻繁に掛け継がなくても良い方法を考えだし、1年以上実験を続けました。自家製酵母は、酵母や菌を培養する実験のようなものです。失敗も成功も、自分で判断して進めていくことです。
誰かに教えてもらっても、その誰かと同じ環境ではないので、同じ結果にはならない可能性が高いです。最終的には、答えは自分で見つけていくことだと思います。
その答えが正解なのかは、焼き上がるパンで確認することができます。