パン作りでは当たり前のこと!「気泡は自然に入る」

「気泡は自然に入る」私がInstagramでよく言っていることです。この意味がわからない方がとても多いです。

そして、気泡はバゲットだけに入るものと思っている方、パン作りを根本から間違えています。

気泡は全てのパンに存在します。気泡が入らないパンは無発酵パンですよ~。発酵を使ったパンは全て気泡があります。

だから「気泡は自然に入る!」

気泡を正しく理解しましょう。パン作りの基本です。

気泡はデザインするもの

気泡は気泡構造と言って、パンごとに考え方が違います。食パンとバゲットのクラムが違うのは、気泡構造が違うからです。もっと細かく言うと、同じ食パンでも、気泡構造は異なります。作り手の自由に設計して良いものなので、違ったクラムの食パンが存在します。

気泡構造は偶然できるものではありません。本来は設計されたものです。気泡構造はパン作りをしっかり学ばがないと出てこない言葉です。そのため、一般の方は聞いたこともないと思います。

製パンの理論や技術を学ぶと、必ず出てきます。パン作りの設計に関係することだからです。食感に関することだからです。

気泡は意図して作られています。それを私はデザインすると呼んでいます。どんな気泡にしたいのか?どんな気泡構造にしたいのか?作るパンに合ったクラムにするために、気泡構造を考えるのです。

パンは気泡の◯◯◯

この意味がわかりますか?◯◯◯には何が入ると思いますか?

パンは気泡の集合体です。クラムには気泡が沢山詰まっています。気泡があるからパンが膨らんでいるのです。正直に言えば、私達は気泡を食べていることになります。もっと、正確に言えば、気泡の中は空洞ですから、周囲にある壁を食べていると言うことです。

パン作りを、もっとミクロの視点で捉えてみましょう。パンのクラムは何で構成されているのでしょう?今までと捉え方が変わるだけで、パン作りが根本から変わってきます。

パン作りの基礎や基本がしっかりしているほど、知識が身につきやすいですよ。理解も早くなります。

パン作りについていろいろ知識を身につけたい方は、ぜひサブスク会員になりましょう。毎日のパン作りが楽しくなりますよ。

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