4時間縛りのフランスパン 内相動画

今、取り掛かっているパン作りは、4時間で完成するフランスパンです。4時間と言う縛りの中、ストレート法で美味しいフランスパンを焼く!がテーマです。

フランスパンは見た目も大切です。しっかり窯伸びし、クープが開き、バリッとハードに焼き上がっていないと、美味しそうに見えません。味、食感、見た目と三位一体がパンなので、そのどれもがバランスの良いパンを目指します。

そもそもフランスパンは短時間作るパンではありません。時間を掛けて作る部類のパンです。

時間を短縮することで、何を犠牲にするのでしょう?そこをどう補うのでしょう?それが課題です。フランスパンとして大切な部分を捨ててしまっては意味がありません。これはあくまでも私の考えです。

パンに対する考えや、求めるものは、作る人によってそれぞれ違います。

短時間で美味しいフランスパンを作ることがどれだけ難しいことか、それもストレート法縛りで、気泡ボコボコのクラムにすることがどれだけ難しいか、作ってみるとわかります。

さて、カットした内相です。4時間縛りでこの気泡です。わたし的にはもう少し軽くできるのではないかなと思います。まだまだできることがありそうですよ。こうして試作はどんどん続きます。

許された時間でどこまで求めるものを作れるか?このバランスをどう取っていくのか?そこがパン作りの面白いところです。

焼き上がったフランスパンで、翌日は明太フランスを作りました。その動画をInstagramで投稿しています。

前日に焼いたバゲットですが、翌日になってもシワシワしていませんでした。これは、しっかり水分が飛び、適正な焼き上がりになった目安になります。パンの内部に水分が多いと、粗熱が取れるとともに、どんどんシワシワになります。しっかり水分を飛ばした軽いバゲットは、バリバリ感が長く続きます。特に短時間で作ったハードパンほどその傾向にあります。

皆さんが自宅で焼くバゲットはどうですか?翌日の状態などもチェックしてみてくださいね。