先日数年ぶりに国産小麦のヌーベルバーグを購入しました。国産小麦で作るバゲットは、私が思っているバゲットとはかなり違います。でも美味しい。それは間違いないです。
久しぶりに使う粉は、粉の特徴をすっかり忘れてしまい、上手に使えません。作りながら思い出していきます。
そうだったそうだった!こうだったこうだった!と、パン生地を触りながら甦る記憶です。
日本は小麦粉の種類が多いので、他の粉を使っている間に、すぐに数年経過してしまいます。昔使った粉の記憶が薄れてしまうのです。
小麦粉にはそれぞれ個性があります。その個性をどうやって活かすのか?それがパン作りの面白いところです。
パンは小麦によって作られる。これがパンの良いところであり、パンの大きな特徴です。たくさんの小麦があるからこそ、面白いパンが完成するのです。だから私は小麦のパンが大好きです。
小麦に何十年も恋しています。奴隷ではないのです。恋なのです。
恋い焦がれて人生を終えよう。そう思っています。