日差しが入り、こんなに明るいキッチンスタジオですが、室内は寒い寒い。13℃しかありません。湿度は28%です。粉の温度は9℃でした。とてもパン作りを始める環境ではありません。
ここからどうするかで道が別れます。すぐにパン作りする方、温度を変えてからパン作りする方、対処する・しないで、その先の工程が変わってきます。
まず、それだけ寒いキッチン環境ですと、何もかもが冷えています。材料も道具も冷たいはずです。そこで、どんなに水温だけぬるま湯使っても、生地温度は一向に上がりません。どんどん熱は奪われていきます。
その他の温度も上げないとダメなのです。あたり前のことですが、なかなかできていない方が多いです。
水温だけで調節するには無理がある
生地温度を上げるために、どこまで水温を高くしますか?ぬるま湯40℃なんて、小麦粉や酵母にしてみたら高温です。それだけで受ける衝撃が大きいです。
ぬるま湯35℃に下げたところで、粉に混ぜた途端にどんどん温度は下がり、最終的に生地温度が20℃になってしまったら意味がありません。
水温だけではどうすることも出来ない。そんなパン作りをしていませんか?
冬のパン作り、環境をしっかり考えて、整えてから楽しみましょう!
あわせて読みたい

【動画あり】パン生地温度の重要性 パン作りでは「生地でパンの8割が決まる」と言うくらい、作るパン生地が重要です。ミキシングの良し悪しが、そのパンの出来上がりを左右します。 つまり、パン生地が良…