今年に入って何本目なのかな?もう数えきれない、わからなくなるほど沢山バゲットを焼いています。
今までは家族のために焼いていたパンです。それが、YouTube動画やInstagramなど、パン作りをする方を対象にパン作り情報発信するとなると、目的か変わります。単純に好きなパンを気ままに作っていた日々とは、少し意味合いが変わります。
基本は、自分が作りたいパンを作ります。これは変わりません。しかし、視聴する方は、パン職人が焼くパンとして見ています。パン作りを紹介する側に立つと、今まで自由に焼いていたパンが、少し気持ちが引き締まったパンに変わります。
特に、家庭製パンでのパン作りと、職場で作る業務でのパン作り、その違いはたくさんあります。職場ほどパン作りの環境が整えられていない家庭製パンです。
家庭だから適当でいいの?そこを妥協するの?追求しないの?
今まで家庭製パンだから仕方がない、こんなものでいいでしょうと、諦めていた部分が浮き彫りになります。
そして、ベーカリーのパンと家庭のパンは、良くも悪くも差があります。使う道具、環境が違うのは仕方がないことです。同じにすることはできないので、それぞれの違いを逆に楽しむ。家庭製パンでは家庭製パンなりの、目指す良いパンがあります。そこに目が行くようになりました。
バゲットもそのひとつです。
家庭製パンでも素晴らしいバゲットが焼けること!それを証明したいと思います。元パン職人の私ならそれを伝えることができると思います。
こちらは昨夜焼いたバゲットです。内相の気泡の入り方にスポットを当てて、見直しています。家庭用オーブンで、加水68%、ストレート法で焼いたバゲットも、これくらいの気泡を内相になります。
まだまだ改善したい箇所が沢山あります。
パン作りって面白いですね。特に職場の環境から見ると、家庭製パンは規模が小さく、生地量も少なく、道具もミニチュアで、オーブンはおままごとサイズです。
その環境の中で、素晴らしいものを作る。とても腕が鳴ります。職場とは真逆の面白さがあります。楽しんでいきます。