一昨日焼いたバゲットの内相です。
厚膜の蜂の巣。大きな気泡でした。
私は確認の為に、このようなカットをしますが、本当はこのカットをしたくありません。すぐに食べるのでなければ、カットせずにブロックのまま保存したの方がパンには良いのです。
空気に触れる面が増えるほどパンは乾燥が進みます。そしてバゲットの良い香りが逃げてしまいます。できればしたくありません。でも確認しなければいけないことがある時は別です。
今回は加水80%で作っています。高加水なのに、クープもバッチリ開き、エッジも立つ。家庭用オーブンでもバリッと焼き上げることが出来るのです。
そして、クラムは実に様々なクラムを作り出すことが出来ます。今回のクラムもそのひとつです。
私はそれを確認しています。何をどうしたらこのクラムになるのか?意図して作るのです。本当にできるのですよ!このようなバゲットが家庭でも作れるのです。もちろんそこに行き着くには、たくさんの知識と経験が必要です。適当に作って実現出来るクラムではありません。
家庭用オーブンで、自分が目指す、狙ったバゲットがちゃんと作れることを証明しています。
難しいバゲットが家庭用で焼けるって、嬉しいですよね。そして自分のこだわりが詰まったバゲットはお店では手に入りません。自分だけのバゲットです。たった一本にこだわりを持って、時間をかけて作るパン。
家庭製パンの魅力です。