薔薇酵母液から元種作りをスタート!

薔薇酵母液が完成してからしばらく放置していました。

薔薇の花びらから液種が完成しても、すぐに何かを始めなくてはいけないわけではありません。「次の作業にすぐに移らないと、せっかくの酵母が死んじゃう!!」と思っている方、大丈夫ですよ。冷蔵庫に保管していれば数ヶ月は保ちます。

逆に元種を作り始めたら、そこからのお世話のほうが頻繁になります。何もせずに数カ月そのまま放置していると確実に元種は悪くなります。菌たちの勢力が代わり、私が望むパン種になりません。だから、時間がないときは元種にせずに液種で管理するという方法を取ります。

さて、元種はうっすらピンク色?紫?グレー?な元種になります。バラの花弁の色素がエキスに滲み出ているので、その色がうっすらつきます。

ちゃんと発酵してきているので、概ね順調です。しかし、これではまだパンは焼けません。もっと発酵力を付けたいと思います。

自家製酵母で作るパンは、こうして手間と時間をかけて作られています。家庭で作るパンなら、美味しさのためにいくらでも時間を掛けることができるけど、これが商売となると大変です。こだわりの時間のかかるパンをたくさん作らなければいけない。それだけ管理や工程が多くなり、完成するまでに膨大な時間を要します。1個のパンが高くなるのも頷けます。

安さばかりをパン屋さんに求めると、工業イーストをたっぷり使った、1時間で完成する爆速パンばかりが店頭に並ぶことになります。それではちょっと味気ないです。それこそ家庭で作れるパンの領域です。

プロの技術が詰まった、美味しいパンだからこそ価値がある。パン屋さんのパンって、やっぱり特別ですよね。

話は大きくそれましたが、家庭でもスペシャリテなパンを作ることはできるということです。そのひとつが自家製酵母のパンです。面白いのでトライしてくださいね。