バゲットのクラムで悩む方は多いと思います。思ったようなクラムにならず、どうしたらいいのだろう?と悩む方。私が受ける相談で一番多い内容だと思います。
クラムは自由にデザインできるって知っていますか?
自由にデザインするには知識や腕が必要です。最初から誰もができることではありませんが、本来、クラムとは行き当たりばったりで作られるものではないのです。設計されたものです。なぜなら、食感に関係するからです。
パン屋さんのバゲットのクラムが、毎日違っていたら大変ですよね。そのバゲットの品質が安定していないことになります。いつも同じクラムになるように作られているのです。
そこで、それを確かめるための実験を行いました。
実験内容
全く同じバゲットを2本同時に作り、クラムだけを違ったものにする実験です。
結果は、見事に違うクラムになりました。よく見比べると、気泡が全く違うことがわかります。クラムをデザインできました。
クラムが違うという事は、焼き上がりのボリュームも違います。結果的に、同じレシピを使って同じ作り方をしたのに、内相の違ったバゲットが完成しました。
これがパンの世界です。面白いですよね。
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